毎年7月に、京都の世界遺産「下鴨神社」で、恒例の『みたらし祭り(足つけ神事)』が行われます。
みたらし祭りは毎年土用の丑の日に合わせて、無病息災を祝うお祭りです。
実際に足を水につけて、身も心も清められる人気のお祭りなのですが、当日は京都の有名店の屋台が出たり、足つけ神事以外も楽しめるようになっています。
ただ、人気が高い分、時間帯によってはかなりの混雑で待ち時間が発生(^^;
そこで、今回はみたらし祭り2019の屋台の営業時間や駐車場の空き状況、混雑回避についてご紹介したいと思います!
Contents
みたらし祭り2019の日程はいつからいつまで?参拝時間は?
9時~21時(例年初日のみ5時半~21時)
下鴨神社のみたらし祭りの由来は?足つけ神事の内容は?
まずは簡単にみたらし祭りの由来をご紹介。
「みたらし」とは漢字で「御手洗」と書き、神仏を拝む前に参拝者が手や口を洗い清める所を意味しています。
そして「御手洗川(みたらしがわ)」とは、神社の近くを流れていて、参拝人が手や口をすすいだりする川。
下鴨神社は、敷地内にまさにこの御手洗川が流れており、その神聖な川に足をつけて無病息災を祈るお祭りです。
なので「足付け神事」とも呼ばれています。
みたらし祭りの内容(流れ)もご紹介。
境内で受付を済ませてローソクを受けとり(300円ぐらい)、御手洗池に入って池の中を進みながらローソクに火を灯し、御手洗社の前の祭壇にローソクをお供えします。
お供えが終われば、池から上がってご神水をいただくことで、無病息災、安産、災厄抜除のご利益を受けるお祭りです。
↓ 御手洗池の入り口
↓ こんな風に火を消さないようにそーっと歩きます。が、結構消えます(笑)
世界遺産でもある下鴨神社の荘厳な雰囲気はもちろんのこと、この時期しか入れない御手洗池の雰囲気も非常に神秘的で、ここに入るだけでパワースポットと感じる場所になっています。年々人気が高まるのも納得です。
実は私、このお祭りだけは、かれこれ5年ほど家族と一緒に通い続けており、夏の風物詩になっています。
(土用の丑の日のお祭りなので、そのあと京都でうなぎ食べるのもセットになってます(^-^;)
みたらし祭りの感想や服装・持ち物は?
実際に体験してみると、池の中に素足で入っていく時に、かなり水が冷たい!
初めての時、夏なのでぬるいだろうと思いこんでたら、なかなか足を全部つけることができないぐらいの冷たさでした。ただ、不思議と一度入ってしまえば平気なんですよね。
あまりの冷たさに、だいたい皆さん一度は「冷たッ」と叫ばずにはいられない感じです(笑)
あ、それから水位は大人のひざ下が全部つかるぐらいありますので、行かれる方は短パンとか、裾を簡単に上げられるズボン、ひざ上スカート等をおすすめします。
あと、足を拭くタオルもお忘れなく。
追記:2018/7/21に行ってきた時は京都の気温が36℃超えという酷暑でしたが、それでも水はぬるくはなかったです。でもいつもよりはちょっと冷たさがマシだったかな。
みたらし祭り屋台の営業時間や混雑状況は?
まず屋台ですが、糺の森にある一般的なお祭り系の屋台の他に、本殿に至る表参道で、期間限定の京都の名店の屋台を楽しむことができます。
お祭り自体は9時からしているのですが、朝一からすべての屋台が出ているわけではなく、お昼から21時までは営業しているようです。
参考までに、わが家は午前中(と言っても11時ぐらい?)に行くことが多いですが、大体その時には一番人気のみたらし団子の屋台は出ています。糺の森に出店しているお祭り系の屋台はあんまりまだ出ていなかった気がします。11時時点で10店舗ぐらいは出ていました!
超人気でお持ち帰りもできるし、もちろんその場でも食べられます。
私はいつも土日の昼前ぐらいに並んでいますが、30分以上待ったことはないのでまだマシなのかなと思います。
(私の実際の待ち時間は15分ぐらいでした(*‘∀‘))
たいてい夜(特に土日)はかなり並ぶので、30分~1時間ぐらい(場合によってはそれ以上)は覚悟を(^-^;
みたらし団子とみたらし祭りは決して偶然の一致ではなく、このみたらし祭りが名前の由来となっているようです。御手洗池の湧き水の水泡が、お団子のように見えるからとのことです。
そう言われると、みたらし団子も神聖な食べ物に思えてきますよね。
(ただでさえ、あの下鴨神社の雰囲気の中で食べるみたらし団子は神聖な感じがしますが)
みたらし祭り屋台の種類は?(追記)
下鴨神社の大きな鳥居をくぐって本殿までの表参道にあるのは、期間限定の京都の名店のテントになります。
先ほどのみたらし団子以外にも、気になるお店がいっぱい。
そこで今回、みたらし以外のお店にも行ってみました。
2019年の出店の詳細は未定ですが、毎年同じような出店傾向なので2018年の例として参考までにご紹介します。
★「ぎをん為治郎」の冷やしきつねうどん 500円
京都は盆地なので、土用の丑の日あたりの日程はガチで暑いのですが、そんな気候でもよく冷えてツルっと食べれて、絶品でした。最初冷やしきつねうどんってどうなのかなぁと迷っていたんですが、大正解でしたね(*´з`)
テントの日陰でゆっくり座って食べたのですが、前に座っていた幼児さんも「おいしー」とよく食べてました♪
★グリーンティー 200円
ちょっとお店の名前を控え忘れてしまいましたが、京都の銘菓って感じの和菓子の横にグリーンティーが売っていました。少し甘くて、抹茶がしっかり感じられて、疲れも吹き飛びました。
鳥居を超えた糺の森の方には、さらにいろんな屋台が!
たこやき、かき氷などの一般的に人気の屋台はもちろんありますが、ここにも京都らしい屋台が。
★京野菜の屋台
★わらびもちの屋台
京都らしい、やわらかそうな手づくりわらび餅でしたよ。
屋台は見てるだけでも楽しいですね。
みたらし祭りの駐車場の空き状況は?混雑回避の時間帯はいつ?
みたらし祭りが行われる下鴨神社には約300台ぐらいの駐車場があります。
(料金 30分200円)
これまで、比較的混雑する土日にみたらし祭りに参加していますが、今までこの下鴨神社の駐車場しか使ったことはありません。
なんだかんだで駐車することはできています。ただ、入るまでにやはり並びます。
前述のとおり、私がよく利用している土日の11時頃の待ち状況としては、いつも並びはするけれど15分以内(うまくいけば5分ぐらい、長くても30分以内)の印象です。
追記:2018年は同じ時間帯で、まったく並びませんでした!駐車場を一方通行にしていて流れもよかったです。
ちなみに混んでいる時は近くのパーキングもたいていうまっているし、そもそも、遠くて数台ずつぐらいしか止められない民間のパーキングを探すよりは、下鴨神社の広いパーキングで待っていた方がいいかなぁと思います。
出町柳付近のパーキングまで利用する方も中にはいますが、15分以上は歩くので、なかなか大変かなぁと。
わが家は両親がそんなに歩けないので、下鴨神社の駐車場一択となっています。
なので、徹底して駐車場の混雑を避けたい!という方は、屋台のこととかは無視して、平日の午前がおすすめです。
んで、土日なら朝一(9時~10時)とかが空いていると思います。
逆に夜は平日でも結構混むという情報がありますので、少し並ぶのは覚悟で来るか、どうしても駐車場に待ちたくない方は公共の交通機関をおすすめします。
というか、駐車場に並ばなかったとしても、夜は足つけ神事そのものに30分~1時間の行列ができることがありますので、時間には余裕をみておいてくださいね。ただ、夜は夜で下鴨神社のライトアップの雰囲気がステキです。
下鴨神社へのアクセス・基本情報
正式名称:賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)※世界遺産登録あり
通称:下鴨神社(鴨川の下流にまつられているため)
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
車のアクセス
★京都東インター より
高速道路京都東ICから三条通りを道なりに進み、ウェスティン都ホテル京都前を通過し真すぐ河原町通まで、三条河原町通り交差点を右折し、そのまま直進し(約10分)、葵橋を渡り、渡り終えたところの信号から4つ目の信号(左側にローソンあり)右折しすぐ。
- ★京都南インター より
国道1号線を北向きに(堀川まで)→堀川五条を右折(河原町まで)→河原町五条を左折(しばらく道なりに)→葵橋を渡り終えたところの信号から4つ目の信号(左側にローソンあり)右折しすぐ。
※観光バスの場合は、葵橋を渡り、渡り終えたところの信号から2つ目(右側にガソリンスタンドあり)を右折し、すぐ左にバス専用入り口がありチェーンゲートがございますので、その右側のインターホンにてご連絡下さい。
- ★タクシー
京都駅より下鴨神社まで \2,000円~\3,000円(約20分)
※駐車場は神社西側【西駐車場】になります。
- (公式サイトより引用)
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電車・バスのアクセス
★地下鉄(烏丸線)
京都駅~北大路駅まで 北大路駅より市バス1番・205番(約25分)下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)
- ★市バス
- 京都駅~下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)まで市バス4番・205番
- ★JR乗り換え京阪 出町柳駅
- 京都駅からの乗り継ぎ→JR奈良線:京都駅~東福寺駅→乗り換え(京阪:出町柳駅行き)→京阪東福寺駅~出町柳駅→徒歩12分:下鴨神社
- ★阪急 河原町駅 より
- 阪急河原町駅より徒歩5分→京阪祇園四条駅~出町柳駅→徒歩12分:下鴨神社
いろんな行き方がありますが、最寄駅は「京阪 出町柳駅」と覚えておきましょう。
まとめ
京都の下鴨神社で開催される「みたらし祭り」
無病息災を祈願する足つけ神事を楽しむには午前中がおすすめです。
ゆっくり参拝して、帰る頃にはみたらし団子の屋台が出ていると思うので、元祖みたらし団子を食べて帰るのもいいですね。
2018年に実際に行った時の様子ではいつもより混雑が少ない印象でした。
みたらし祭り自身の開催期間が少しずつ長くなっているので混雑が緩和されたのかもしれませんね。
夜はもう少し混雑するかなぁと思いますので、ご参考までに。
それでは、また。
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